渋谷区の同性愛カップル認定とそれに関する言説について(2015年02月17日)


東京都渋谷区は同性カップルに「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行する条例案を区議会に提出しました。可決されれば4月1日に施行されるそうです。
現在、同性愛者の方々はパートナーと法的に婚姻関係を結べないことで引っ越しや病院の手術同意書等で不利な状況に置かれています。今回の条例は違反した業者を公開することも盛り込んでいますので、そういった状況の改善に効果があると思います。

http://news.livedoor.com/article/detail/9775209/

ところで、同じ渋谷区が行った昨年末のホームレス排除と今回の同性愛者の地位向上政策は同じオリンピックの地ならしのための「ピンクウォッシュ」(*)であると批判する方もいます。しかし、たとえそのような意図があったとしても、人権を天秤にかけるべきではありませんし、それを理由に賛否を決めるのではなく、個別の施策ごとに賛否を決めていくべき
だと考えています。私は昨年末に渋谷区が行なったホームレス排除には反対意見を表明しましたが、この同性カップルに対する条例には賛成です。

*:野宿者や社会的弱者の生存権に関わる強硬な政策を実現するために、バーターとして性的マイノリティの地位向上や男女共同参画など財政負担が少なく富裕層や文化人に支持されやすい政策を行なうことで批判をかわす策略のこと。代表的な事例としては、性的少数者の権利擁護をパレスチナ侵攻の正当化に利用したイスラエルの宣伝が挙げられている。