教育七五三問題について(2014年09月11日)


これは興味深い記事でした。
「教育七五三」(=小学校で3割、中学校で5割、高校で7割が授業についていけなくなる)は有名ですが、
それは子供の能力差の結果ではなく、偶然の積み重ね(=ある時期に病気で長期休んでしまった、家庭問題で授業に集中できなかった)で脱落してしまう場合も多いのではないか、という内容です。
http://blog.livedoor.jp/ganbare_zinrui/archives/12355210.html

ドロップアウトした子供向けの家庭教師を行なっている筆者は、この問題への対策としては「習熟度別クラス」と「補修」だと主張しているのですが、教員はサービス残業が多すぎてそれが行なえないと述べています。
また、そのようなちょっとしたきっかけでキャッチアップできなくなってしまった子供に対して「学習障害」という言葉が都合よく使われている現実も指摘されています。

私は以前から、日本の教育の歪みというのは、
1.もともと日本は、儒教の影響と欧米にキャッチアップするという歴史的経緯 で、良い意味でも悪い意味でも「物を知らない=人格上の欠点である」という抑 圧 的な意識が強い。

2. 上記の知的風土があるので「○○を学べば あなたは××ができるようになる」 という風にポジティブに訴えかけるよりも 「○○ができないあなたはまずい」 「○○をマスターして人生を変えましょう」という劣等感に訴えたほうが教育や知 的商材が売れやすい。

3.予備校や塾のマーケティング上の都合で2.の劣等感とそれを強化するもの としての「偏差値」が煽られ、強化されていく。

4. 一方で、政治家にとって「教育」は票や利権につながらないため、「どう やって子供達に学ばせるべきことを学ばせるか」「学ぶ事の意味を子供達にどう 伝える か」という本質的な議論が行なわれないまま、イデオロギー論争や「国 際学力テス トで日本のランクが下がっている!」という数値目標の問題に終始 している。

…という経緯からもたらされたものであり、やはり政治が是正しなければいけ ない問題だと考えています。

今現在マニフェストには教育のことは盛り込んでいませんが、今後はこの問題についても考えて行きたいと思います。

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