「アナと雪の女王」と女性の社会進出について(2014年09月13日)


先日家族で「アナと雪の女王」を観ました。
ただ流行っているだけじゃなく、女性の社会進出やフェミニズムの観点から盛んな議論がおこなわれているようです。確かにいろいろと考えさせてくれる映画でした。

1.女性の自己実現
「能力」ゆえに恐れられ女性が脱走する->自由と孤独の中で「能力」が暴発し害悪をもたらすようになる->自分に真実の愛を傾けてくれる人との出会いで「能力」から解き放たれ、それを制御出来るようになる。->社会に復帰し皆に貢献する。というストーリーがやはり現代的であり素晴らしいですね。
自分は人と違うとか、違っていることを劣っていることだと考えてしまっている人達に勇気を与えてくれると思います。「let it go」を「ありのままに」と訳したのはそういう意味でも秀逸ですね。

2.男が裏切る
この作品では悪役として老人の大使とハンス王子の2人が出てきましたね。
ドイツ的な名前を持った前者が旧来の女性の抑圧者だとしたら、後者は如才なく紳士的で肉体も健康ですが心の中では女性を道具としてしか思っていない男です。これは全ての人に優しく振る舞える=全ての人間がどうでもいい、というエゴイズムではないでしょうか。
アメリカには「優秀すぎる人間は必ず他人をあざむく」という人間観があるようで、例えばいかにも優秀そうなゴアに、「いいやつ」を強調したブッシュが勝ったことは、そんな人間観のあらわれだったと言われています。ハンスがなんの伏線もなく突然裏切ることに若干違和感があったのですが、ああいう申し分のない人間はなにか裏があるんだということが、アメリカ人の了解事項なのかもしれないなと思いました。

3.真実の愛
結局、エルサの氷を溶かす真実の愛は妹にありました。
「愛」という概念があまりにも男女の愛に縛られすぎていることが近年特に指摘されています。ディズニーもこれまではほとんど女性と男性の愛情をテーマにしていました。最後は男性が女性を救って男女2人が幸せになるという予定調和をあえてはずして、妹の愛が姉を救うというストーリーは意外性もありとても感動しました。女性は助けられるものと考える時代は終わったのだと思いました。

私は2人の娘をもっています。その2人はまさにエルサとアナとほとんど同じ年代です。そして、うちの2人は本当に仲がいいです。
私は十年後か二十年後には、「2人がちょうどこのくらいの年代のときにこれをみたな」と今を思い出しながら、「アナと雪の女王」と見直すことになると思います。いま全く同じことをおもって「となりのトトロ」を見直しているように。

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